ドゥニーム(DENIME)
国産ジーンズのクラフト工房で王者の風格
1988年にオリゾンティのブランドドゥニーム(denime)は設立した。創設者林芳亨氏はエヴィス創設者山根氏も創業前には足を運び、ジーンズ作りを習ったという日本デニム界でも随一の職人気質を持つ人物。
ドゥニーム(DENIME)というブランドネームの由来は、15世紀フランス、ニームの古代織物センターで生み出されたSerge de Nimes セルジュ ドゥ ニーム(ニーム産のサージ)が語源で、de Nimesがアメリカ訛りでDenim(デニム)になったと言うところからきている。
ドゥニーム(denime)は復刻版ジーンズの先駆けで、レプリカブームの牽引役となり1998年に海外進出を果たす。
現在では入手の難しい50~70年代の隠れた名品の数々をリメイク、その時代の空気を出来るだけ忠実に伝えることをコンセプトに、素材、縫製、付属品、着こなしに至るまで徹底的に追求した物作りをしている。
ドゥニーム(DENIME)は、第一次レプリカジーンズブームの時から常にその完成度の高さには定評があり、特に色落ちに関しては絶対的な信頼を誇っているブランドである。
1990年代に多くのデニムブランドがXXをそれぞれの解釈で再現してきたなか、ドゥニーム(denime)定番のXX typeは1950年代のデッドストックのデニムを糸まで解体し、綿の産地や色、糸の番手、染め、縦糸横糸の打ち込み本数までとことん調べあげて世に送り出された商品。2001年に誕生したもう一つ自他共に譲れない主力モデルの66タイプXXは、腰回りがタイトで細身のシルエットをもつのが特徴。