ウエアハウス(WAREHOUSE)
外見だけではない、本当のアメリカヴィンテージを忠実再現
はるか昔に作られた古い服を徹底的に調べ、復刻を試みる。そんな日本固有のヴィンテージ文化の全盛だった1995年にウエアハウスは誕生した。
あるモノを3次元で復元することは、外見だけでなく立体的な構造や隠された部分、そして時を経過した際の状態などを考慮する必要がある。
ジーンズでいうならば、それはステッチの入れ方や裏地の仕立て、シルエットや穿き心地、色落ちやアタリ感などだ。
だがウエアハウスはそれに加え、自分たちが憧れるオールドアメリカの雰囲気や温もり、匂いまでも蘇らせようとしているのだ。
生地の原料である綿花は、世界各国の産地の中でもデニム作りにもっとも適したアメリカのメンフィス産のみを用い、ヴィンテージと呼ばれるものを縫い上げて
いた時代のミシンを使う。
そしてレザーパッチの表情を出すために革を穿き込みその劣化具合までも研究している。そこまでしなくてもヴィジュアルの再現は可能なのかもしれない。
しかし、そのような非効率な作業さえもオールドアメリカを体現するためには不可欠と考えているのだ。そんなウエアハウスの倉庫には、アメリカの空気感と温かみがいつも漂っている。